一般部について
合気道錬身会 福岡道場
合気道を始める動機は様々
錬身会福岡道場は中学生以上を「一般部」としています。道場生は「強くなりたい」「護身のため」「ダイエットのため」「運動不足解消」「黒帯にあこがれて」など様々な動機で入門しています。
合気道にはいわゆる「試合」「組み手」というものはありません。相手との呼吸を合わせて決められた動きを繰り返し練習していきます。組み手が無いため一見簡単そうに思われますが、実はかなりの運動量になります。そのため、練習中は道場生は汗びっしょり!です。
合気道を繰り返し練習することで、次第に体力もついてきます。しかし、最も変化があるのは「心」かもしれません。
合気道は武道です。武道は身体だけでなく心も鍛えていきます。できることが少しずつ増えていくにつれ、自分に自信がついてきます。新しい自分に気がついたとき、そこには同じ思いを抱き、共に練習に励む大切な仲間がいるのです。
合気道の稽古について
準備運動と受け身
最初は入念な準備運動です。自分の持っている力を最大限に生かすことが目的の合気道は、筋肉を鍛えることは多くありません。それから、投げられたり抑えられたりしたときにケガをしないよう、受け身の練習も大切です。
基本動作
合気道の動きは、日常生活で自然と身につくものではありません。最初は「不自然」に感じるものばかりですが、その不自然さから解放され身につくまで地道な稽古が必要です。この基本稽古を怠り、派手な投げ技ばかりをしていると武道ではなく、「見せるための演舞」になってしまいます。合気道錬身会は、合気道のすべての技に必要な動きを6つの基本動作に集約されており、ブレることがありません。合気道錬身会福岡が地方にあっても本格派道場とされる秘訣が、この忠実な基本動作の稽古にあるといっても過言ではありません。
基本技
合気道の技は種類も多いうえ、さらに利き手に関わりなく、左右対称の二つの技を行います。自然と、バランスのとれた体や姿勢が作られていきます。大きく分けて、立って行う技と正座した状態で行う技があります。
応用技
基本技は動作を一つ一つ止めて行いますが、応用技は流れのなかでの稽古です。剣や短刀、杖なども使うこもともあります。
自由技
あらかじめパターンを決めて、相手が続けざまに攻撃してきたときの対応を稽古します。この稽古で、実戦的な雰囲気と動きを体得していきます。慣れてくると、多人数の相手に行います。
応用稽古
抵抗してふんばる相手を崩したり、窮地に追い込まれた状況から相手を制して抑えるなど、難易度の高い稽古です。
合気道の級・段位について
受験資格規定 | |
段級位 | 受験資格 |
10-9級 | 36時間以上の稽古を有し、構え、基本動作を正しく実施できる者 36時間=24日(1日:1時間30分) |
8-6級 | 現級位取得後36時間以上の稽古を有し、構え、基本動作、指定の基本技法を正しく実施できる者 |
5-4級 | 現級位取得後36時間以上の稽古を有し、構え、基本動作相対、指定の基本技法を正しく実施できる者 |
3-1級 | 現級位取得後42時間以上の稽古を有し、指定の基本技法を正しく実施でき、一応の応用能力のある者 |
初段 | 1級取得後6ヶ月以上経過し、指定の基本技法を修得し、相当の威力を発揮できる者 |
弐段 | 初段取得後1年以上経過し、基本技法に習熟し、相当の応用能力を体得した者 |
参段 | 弐段取得後2年以上経過し、技術に習熟し、相当の応用能力と指導能力を備えた者 |
四段 | 参段取得後3年以上経過し、技術に練熟し、相当の応用能力と指導能力を備えた者 |
五段 | 四段取得後4年以上経過し、技術に熟達し、充分な応用能力と指導能力を備えた者 |
六段 | 五段取得後5年以上経過し、技術に熟達し、充分な応用能力と指導能力を備え、指導を行っている者 (実技審査のほか、合気道観、理念、倫理観などに関する論文を提出) |
七段 | 六段取得後6年以上経過し、技術に熟達し、充分な応用能力と指導能力を備え、指導を行っている |
八段以上 | 七段取得後7年以上経過し、技術に熟達し、充分な応用能力と指導能力を備え、指導を行っている者 |